Clinical Case高齢患者の潰瘍性大腸炎:
高齢患者の潰瘍性大腸炎:
段階的治療の重要性
消化器機能の回復から炎症数値の完全な正常化まで
60代後半の患者様の事例
こんにちは、2007年から潰瘍性大腸炎を研究し治療してきたハンゴルム韓医院です。潰瘍性大腸炎はかつて若い世代の疾患として知られていましたが、最近では中高年層の患者が急増しています。
今日ご紹介する患者様は60代後半で、2023年に診断後、西洋薬や指圧など様々な試みをされましたが症状が改善せず、当院に来院されました。
Initial Status
来院当時の主な症状
- 排便:1日7-8回の水様便、残便感および便意切迫
- 消化器:食欲不振、上腹部痛、頻繁な口内炎
- その他:高血圧などの基礎疾患あり、鼻炎症状
治療プロトコルおよび経過
6月 - 8月
消化器治療および炎症改善
炎症数値(Calprotectin)が5759と確認され、初期には消化器機能の回復に集中する処方を実施しました。排便回数と食事量が好転する経過を見せました。
8月以降
段階的な処方の転換
治療の停滞期が訪れた際、従来の消化器薬を果敢に取り除き、炎症治療に集中する処方に変更して症状を完全に制御しました。
2026年2月
治療終了
便の炎症数値が3.8未満となり完全に正常化し、すべての西洋薬の服用を中止しました。段階別治療の重要性を実証した事例です。